ミネラルウォーターを用途別に飲み分ける

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飲用には硬水、料理用には軟水

ミネラルウォーターの国内市場の伸びは、日本人の水に対する考え方が変わったことが大きな理由です。「水分補給ができればどんな水でもよい」という時代から、用途に応じて水を選択するようになっています。

2006年、サントリーが首都圏に住む男女500人を対象に行なった調査では、「水を飲むことが美容によい」と答えた人が78.2%、女性に限ると87.2%に上りました。こうした人に飲料用に人気があるのが、カルシウムやマグネシウムなどを多く含む「硬水」です。マグネシウムには顔や手足のむくみを解消し、便秘を和らげる効果があるとされています。

一方、国産の軟水は料理用にまとめ買いされるケースが増えています。

発泡水も少しずつ伸びています。ミネラルウォ一ターにはガス入り(発泡水)タイプと、ノンガスタイブがあります。ヨーロッパでは、発泡水が飲料水として定着し、テーブルウォーターはもちろん、ワインを割る水としても活用されています。

日本で飲まれているものは、ほとんどがノンガスタイプでしたが、最近では疲労回復、リフレッシュ目的で、発泡水を飲む人が増えています。今後は、コーラなどの炭酸飲料とシェア争いをするようになるでしょう。

 

料理に合わせて水を変える

「水を料理とともに楽しむ」というスタイルのバーやレストランが人気を集めています。ウォーターバーやウォーターソムリエを置く店も珍しくはありません。シャンパンで乾杯し、魚に白ワイン、肉に赤ワインなどと食事に合わせて飲みものを変えるように、ミネラルウォーターにも、「食欲を増進させるには炭酸ガスを含む発泡水」「前菜やサラダには軽い味わいの軟水」「メインでも繊細な味の料理には軟水」「重厚な味の料理には硬水」と、食事に合わせた飲み方があります。

しかし、用途や嗜好で水を選ぶのは贅沢な行為です。今後、水環境が悪化し、水の価値が高まっていくと、簡単にはできなくなるでしょう。 


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